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植田総裁記者会見(4月18日)
――G20終了後の鈴木財務大臣兼内閣府特命担当大臣、植田総裁 共同記者会見における総裁発言
2024年4月22日
日本銀行
―― 於・ワシントンDC
2024年4月18日(木)
午後2時31分から約21分間(現地時間)
【冒頭発言】
G7・G20における議論の主な内容については今、鈴木大臣の方からお話があった通りです。
私からは一つだけ追加としまして、G20の方ですかね、私はサステナビリティ関連の情報開示に
ついて発言したことを簡単にご紹介します。その中で私から、先進国・新興国で一貫性のとれた基準
を適用していくことの重要性、それから中小企業等がこうした問題について様々な課題を抱えている
わけですが、その対応力の強化支援が重要であるという点、それから最後に日本の金融機関では取引
先、特に中小企業等の気候変動に対する取り組みについて、日銀の気候変動対応オペもありまして、
支援をする動きに広がりがみられているといった話を紹介しました。
【問】
植田総裁には、最近の為替の円安なんですが、輸入コストの上昇を通じて物価に上昇圧力を加えた
場合に、既に高まりつつある「第二の力」、いわば賃金と物価の好循環、これと合わさると物価の上振
れのリスクが高まる可能性があると思うんですが、この足元の円安の動きがそうした輸入コストの上
昇を通じて物価にどう影響を及ぼし得るのか、またそうした動きが次の金利の調整のタイミングにど
う影響するのかについて教えてください。
【答】
私からは、為替の円安方向の動きが輸入財の国内価格の上昇を通じて、おっしゃったように場合に
よっては「第二の力」とわれわれが呼ぶインフレーションの部分、あるいは基調的物価上昇率に影響
を与えるという可能性は、それはあり得ると思います。
そこについて無視できない大きさの影響が発生した場合は、場合によっては金融政策の変更もあり
得るということだと思いますが、現状その辺りをどのように評価しているか、例えば1 月以降の円安
の動きについて、来週になりますか、 決定会合があって展望レポート、 新しいものを発表しますので、
その中で取り上げて数値的にもお示しするということになるかと思います。
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【問】
今回マイナス金利を解除して初めての国際会議になるかと思うんですが、変更後の政策を説明され
たのであれば、どのように説明されたのか、解除後の会見で普通の政策というふうにおっしゃってい
ましたが、その辺り伺えますでしょうか。また各国からどういう受け止めがあったかというのも伺え
ればと思います。
【答】
過去 2日間ですかね、様々な機会をとらえて、場合によってはバイの面談というかたちでいろいろ
な首脳の方とお会いしました。その中で私どもの3 月の政策変更についてもかなり関心をお持ちの方
はいらっしゃったので、特別どこかに絞ってというわけではないですが、3 月の記者会見でご説明し
たような内容の話を私から何回か説明する機会がありました。基本的には皆さん、市場等に大きな混
乱なく政策変更が消化されつつあるということにある種の満足感といいますか、安堵感を示されてい
たというのが私の受け取った感じです。
【問】
総裁には、いろいろバイ会談を通じて今後の経済情勢についてもお話をされたかと思うんですけれ
ども、アメリカの方では利下げが延びるかもしれないというような市場からの見立ても強まっている
と思うんですけれども、今後の金融政策にアメリカの利下げが延びることによる影響みたいなところ
についてお考えをお伺いできたらなと思っています。
【答】
特にアメリカの経済の動きの私どもの見方ないし政策への影響というご質問だと思うんですが、ま
とめて申し上げれば去年の後半以降、ソフトランディングへの期待が強まっていたのが、アメリカの
実体経済は引き続き強い、それからインフレ率は順調に下がってきたんですけれども、ここ3か月く
らいですか、その辺がちょっと足踏みのような状態になっているということで、これは大きくピク
チャーが変わってしまったというよりはもう少し見極める時間が必要だということだと思うんです
が、日本への影響という意味では、教科書的になって恐縮ですが、強いアメリカのGDPが日本に与
える影響、例えば輸出等、それからもう少し資産市場周り、金利あるいは為替レートを通じてやはり
いろいろな影響がありますので、これらを総合して日本の経済・物価見通しへどういうふうに反映さ
せていくのかということを、先ほどの質問とも関連しますけれども、取りあえずは展望レポートの中
で作業をしてみたいと思いますし、そこに取り込めなかった動きについてはその後引き続きというこ
とになるかと思います。
【問】
植田総裁に伺いたいんですけれども、先ほど 3 月の政策変更について、他の国の方からの反応で、
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大きな混乱がなく政策変更がされたということで安堵感を示されていたというご説明があったと思
うんですけれども、今後の金融政策の運営について何か期待感だったりですとか、意見だったりです
とか、そういったのを聞かれる機会というのはありましたでしょうか。
【答】
そうですね、例えば中銀総裁同士で、おまえの国はこうした方がいいんじゃないかということは普
通おっしゃらないですので、今回もそういうのはなかったです。ただ、今後、仮に利上げをするとし
たらどういうタイミングで、どういうデータをみてなのかとか、そういう種類の質問はいくつかあっ
たと記憶しています。
以 上