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総裁記者会見(4月13日) [PDF 210KB]

SPEAKER記者会見(4月13日)

PUBLISHED17/04/2023, 00:00:00
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植田総裁記者会見(4月13日)

――G20終了後の鈴木財務大臣兼内閣府特命担当大臣、植田総裁 共同記者会見における総裁発言

2023年4月17日

日本銀行

―― 於・ワシントンDC

2023年4月13日(木)

午後9時00分から約51分間(現地時間)

【冒頭発言】

私から若干申し上げますと、世界経済等に関するセッションでは、世界的な食料・エネルギー不安

の影響、それから最近の一部の金融機関を巡る動きなどを踏まえて、世界経済の見通しとリスク要因

などについて議論がなされました。私からは、日本の物価動向や日本銀行の政策対応等について説明

致しました。

次に、金融セクター等に関するセッションでは、暗号資産の金融システムに対する影響等について

議論がなされました。私からは、引き続きFSBにおける作業をしっかりと進めていくことが重要と

いうふうに申し上げました。

【問】

植田総裁には、世界経済についてIMFは、やはり金融システム不安がリセッションにつながりか

ねないとかなり強いトーンで警戒感を出しました。そうした世界経済を巡るリスクを踏まえて、日本

経済、回復のシナリオは維持できるのか、賃金ようやく上がってきたところに悪影響を及ぼしかねな

い可能性もあると思うんですが、その辺りについてお考えをお聞かせください。

【答】

IMFの見通しでも、金融システムの問題がかなり厳しくなって世界経済が大幅に減速ないし不調

になるというようなリスク・シナリオとしてとらえられているんだと思います。そのうえで、日本経

済にとってはということであれば、日本銀行としても、世界経済がある程度減速するということは念

頭に置いて見通しを立てていますけれども、厳しい不況になるというところまでがベースラインの見

通しではない、むしろある程度下がっていった後、インフレ率が落ち着くとともに、また世界経済も

回復していくであろうという辺りをベースの見通しに置いておりまして、そのもとでは、賃金も引き

続き上がっていく可能性があるというようなふうに考えております。

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【問】

植田総裁にお聞きします。一連の会合の前に、今回の会合では海外の中銀のトップとの関係づくり

の第一歩としたいということをおっしゃっておりました。昨今、ロシアの問題ですとか米銀の破綻な

ど、中銀同士の連携、非常に求められるケース多いかと思うんですけれども、今回の会合を振り返っ

て、各国との連携どのようなかたちでできたのか、関係づくりに当たり手応えがあったのか、お伺い

します。

また、初めての国際会議を終えまして、今月はいよいよ初めての決定会合にも臨むことになると思

います。どのように臨んでいくのか、その辺りもお願いします。

【答】

前半ですけれども、大臣もおっしゃいましたように、G7もそうでしたが、G20でも、参加者が

非常に率直かつ有益な議論をしていたというのが私の印象でございます。そのベースに参加者の間の

個人的な信頼みたいなものがあって、それがゆえに、様々な議論が有益に行われている、素直に行わ

れているということを感じました。従って、ここでうまく私としても動くためには、そういう信頼の

輪の中に入っていかないといけないということを感じたわけです。ですので、全体の議論に出ている

だけでなくて、それぞれの参加者と、バイであったり数人であったり、立ち話も含めて、個人的な関

係を強く築いていく第一歩にできればという気持ちで何日か過ごしましたし、ある程度の成果は得ら

れたというふうに思っております。

4月のMPMについては、まだ就任して一週間にもなっておりませんので、出張中ですし、帰りま

してからゆっくり考えて臨みたいと思っております。

【問】

総裁にお伺いしたいのは、金融政策について、今回G20の中ではどのように説明されたのか、教

えて頂ければと思います。

【答】

金融政策についてどういう説明をしたのかというご質問だったと思いますが、基本的には次のよう

な説明を致しました。現状は、消費者物価指数のインフレ率が、除く生鮮でみて3%程度であるわけ

ですけれども、 今年度の後半に向けて2%以下に下がる見通しであると。 下がっていく理由としては、

輸入物価のインフレ率が落ち着いていくことが大きいわけですけれども、その見通しを前提とします

と、2%のインフレ目標を持続的・安定的に達成するためには、現在の金融緩和を維持するという姿勢

であるというふうに説明致しました。

【問】

金融システムの安定に関しましては、昨日のG7でも話し合われたと思うんですけれども、それと

比べてどの程度踏み込んだ議論がされたのかというのをお願いします。

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【答】

G7に比べて、特に目新しい、あるいは突っ込んでということはなかったように思っております。

【問】

総裁にお伺いしたいんですけれども、先ほどの総括の話にまた戻ってしまうんですけれども、大臣

が総括で文書を取りまとめることが目的じゃないとおっしゃったんですけれども、金融不安に対して

は、一定程度、鎮静化するためのメッセージというのも必要ではないかと思います。流動性の供給等

はされていますけれども、 今、 流動性を供給したうえでもまだ不安が残っているということに対して、

それを鎮静化するためのメッセージが必要ではないかとも考えるんですけれども、G20がメッセー

ジを打ち出さないことについて、市場に対する影響というものを、総裁、どのようにお考えになりま

すでしょうか。

【答】

現在、いったん荒れた市場が沈静化している状態であるという認識は皆さん持たれていたと思いま

す。その中で、先ほど大臣からもお話があったように、SNS等による情報拡散の問題ですとか、あ

るいはバーゼルⅢが完全にインプリメントされていたのかどうか、そういうことは少し時間をかけて

検証して、次の動きを考えていこうという段階にあるというふうに私は感じました。

以 上

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