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2025年4月18日
日本銀行
中川審議委員記者会見
――2025年4月17日(木)午後2時30分から約30分
於 前橋市
(問)
代表質問で二点質問させて頂きます。まず一点目なんですけれども、本日の懇談で
群馬県の関係者と話し合った内容、あとどのような意見が出たのか、受け止めも併
せてお聞かせください。
(答)
まず、ご質問頂きましてありがとうございます。本日の金融経済懇談会で、まずど
のような意見交換が、ということなんですが、本日の懇談会では、群馬県の行政や
経済界、そして金融界を代表される錚々たる皆様にお集まり 頂きまして、当地の経
済情勢、それから地域経済が直面する課題について、大変貴重なお話を伺いました。
また、日本銀行の金融政策運営に関する率直なご意見も賜りました。大変有意義な
時間であったと思います。ご多忙の 中、本日ご出席頂いた皆様に本席を借りて改め
て御礼申し上げます。懇談会での話題は非常に多岐に わたりまして、その全てを網
羅してこちらでご報告することができません。私なりに整理して申し上げたいと思
います。
まず足元の群馬県の経済に関しては、個人消費が増加傾向にあることなどを 背景に
して、緩やかに回復しているとの見方があったと思います。また、企業におかれま
しては、人手不足が経営課題になっていると指摘される声も多く、そうした 中でD
X、省力化の投資など、先々を見据えた積極的な設備投資が進められているという
お話も聞きました。原材料価格や、また人件費、それから運送費などのコスト上昇
分の価格転嫁の動き、それから賃金の引き上げの状況などについては、全体として
前向きなお話も聞かれた一方で、規模や業種によっては、なかなか価格の改定が難
しいといったご意見も伺いました。この ほか、アメリカの関税政策の影響を懸念さ
れるお声も頂きました。これらの経営課題や人口減少といった中長期的なテーマに
対しては、行政や経済界、金融界が様々なかたちでの支援策を講じておられます。
生産性向上や地域活性化などの取り組みも強化しているとのお話を伺うことができ
ました。特に群馬県知事の強力なリーダーシップのもとで進められているデジタ
ル・クリエイティブ戦略など、官民連携による先進的な取り組みもお伺いして心強
く思ったところです。日本銀行に対しては 、今の金融政策の方針に関してご理解は
示されつつも、地域経済や中小企業の状況に目配りをした金融政策運営をお願いし
たいといったご意見を頂戴致しました。日本銀行としましては 、本日頂いたご意見
も踏まえて、中央銀行の立場から、物価安定の目標のもとでの経済の持続的成長を
実現していくとともに、金融システムの安定性確保 をすることを通じて、当地の関
係者のご努力がより大きな実りに つながっていくよう、サポートしてまいりたいと
改めて思った次第です。
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(問)
二点目よろしいでしょうか。先ほども少し出ましたけれども、トランプ関税に絡ん
でなんですけれども、群馬県はスバルを中心に自動車産業が、製造業が多く、あと
今後、農畜産物にも影響を及ぼすというふうにも言われておりま す中で、群馬県は
大きな打撃を受けるということが懸念されて います。その中で、群馬県における経
済の動向をどのようにみているのかということと、県内経済の活性化に向けたトラ
ンプ関税を踏まえたうえでの今後のアドバイス等々を頂けたらと思います。よろし
くお願いします。
(答)
まず、先ほどのご回答と一部重複致しますけれども、群馬県経済としては一部に弱
めの動きがみられますが、全体として緩やかに回復はしているというふうに みてお
ります。もっとも、ご承知の通り、関税政策の影響や海外経済からの影響の動向な
ど、不確実性がきわめて高い状況にはあります。関税政策の影響につきまして、こ
の当地では、製造業や農畜産業を中心に高い競争力を持った 製産品を多く生産され
ていて、品目別の追加関税の影響や非関税障壁に関する議論の 帰趨がきわめて注目
されるところです。当地経済にどのような影響が生じるのか、前橋 支店を中心にし
っかりと注視をしてまいりたいと考えております。
またご質問の後段ですが、群馬県では知事をトップとする対策本部を早々に発足さ
せて対応策の協議を行うなど、官民一丸となって迅速な対応を進めておられ、大変
心強く感じております。また、群馬県経済の活性化に向けたアドバイス的なものと
しましては、群馬県は古くから交通の要衝として栄えておられて、現在も新幹線や
高速道路を中心に交通網が発達しています。ですので、首都圏へのアクセスが良い
ことが強みの一つというふうに理解しています。 また、地震や水害などの自然災害
が相対的には少ないという特徴もございます。 更に、豊かな自然や多くの観光資源
にも恵まれていることもきわめて大きな魅力です。こうしたもと、今おっしゃって
頂いた通り、自動車関連産業や素材などの幅広い製造業が集積していますし、観光
産業や農畜産業も盛んで、恵まれた産業基盤を有しておられると思います。ただ 、
あえて課題を申し上げるとするならば、県経済に占める製造業の割合が他の地域と
比べますと高いということで、より強靭な経済構造の確立に向けて 、製造業と並ぶ
新たな産業の育成があればなお良いということが考えられます。ただこの点も 、既
に群馬県では官民が連携されて、デジタル ・クリエイティブ産業の創出など取り組
んでおられますし、地元企業や地元出身の起業家の方々が中心となって、全国有数
の起業コンテストを開催されるなど、起業家育成の方も盛んにされています。昨年
でしたか、まさしく御社が記事にもして頂きましたけれども、日本銀行がこの地の
支店を開設した経緯については、ご承知のことと思います。そこにもありました通
り、地理的な要衝、それと、そこの人の力というものを育むこういった土地柄だと
いうふうに思っておりますので、こうした取り組みが結実して、群馬県経 済が一層
の発展を遂げることを心より願っているところでございます。
(問)
二点お伺い致します。まず赤澤経済再生担当相とアメリカ当局との会談についてで
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すけれども、関税交渉で為替の話題は出なかったということですが 、次回への協議
の予定も今月予定されているということですけども 、今後どういったところを注視
していくかというのを一つお伺いしたいと思います。
それからもう一点なんですけれども、5月1日に発表する展望レポートに関してです
が、成長率の下方修正の可能性があるという報道もなされていますが 、関税交渉の
影響なども受けて、どのように考えられているか教えて頂けたらと思います。
(答)
為替についてということですが、おそらく関税政策とも 関わると思うんですけれど
も、為替に関して今の水準を含めて 、交渉の状況も含めて、全く私は今のところ情
報が報道されていること以上には存じ上げておりませんので、その 点はお答えを差
し控えさせて頂きますが、広く言いますと、わが国の経済・物価への関税政策の影
響というのは、為替のみならず、あらゆるところに 多岐にいろんな経路を介して影
響を及ぼし得るというふうに考えています。日本の経済 ・物価に影響を及ぼすこと
をとってみますと、これも様々なものが当然考えられますので、現時点で為替も含
めまして、その影響を一概に評価することは非常に難しいです。まず関税の導入自
体、グローバルな貿易活動に影響を及ぼすという直接の影響もありますし、これは
国の輸出、それから輸出の関連企業の収益の下押し、もしくは関税を含む政策の 不
確実性の高まり自体が企業の収益の下押しになる可能性と、また、企業や家計のコ
ンフィデンスに影響することによってその行動、例えば消費ですとか企業の設備投
資ですとかそういったものに影響するということもありますし、その後 、また直近
もありましたけれども、国際金融資本市場に影響を及ぼす可能性もあります。 結果
的にこうしたルートを通じて為替の市場も含めて、 わが国の経済を下押しするとい
う方向に働く要因になるとは考えられます。では、物価面ということに関して言い
ますと、今申し上げた経済の下押しが 、押し下げ方向に作用するとすれば、こちら
の方は経済の方からの影響として物価が下がる方向には作用すると思いますが、一
方でグローバルサプライチェーンなど、これも取り沙汰されていますけども、供給
サイドからの影響というもので、輸入物価の上昇などを通じて上押し方向に働く可
能性も考えられます。この辺りも踏まえますと、輸入物価の上昇を通じて、加えて
国際商品市況や完成品の価格設定、それから金融市場等の影響も踏まえますと、為
替市場への影響というものもまた想定しにくいもので、全体として不透明であり不
確実性が高まっているというお答えになります。
二点目の 5 月の展望レポートに向けて、成長率に関してのご質問でした。その件の
記事に関しましては詳細をちょっと拝見していないので、お答え は直接には差し控
えさせて頂きますけれども、5 月の展望レポートに関しましては皆様ご承知の通り、
見通し期間が 1 期延びることにもなります。ですので、次回の金融政策決定会合で
は、その時点での関税政策の影響も含めまして、国内外の経済・物価情勢、金融市
場の動向などを丁寧に確認しまして、経済・物価の見通し、そしてそのリスク、そ
して見通しが実現する確度を点検しました うえで、展望レポートでお示ししたいと
いうふうに考えています。もちろんその際には、どうすれば皆様に 分かりやすく伝
えることができるかということも意識した うえで会議の前に準備をし、会合で議論
していきたいというふうに思っています。
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(問)
関税政策も含めまして、昨今非常に金融資本市場がですね、上下に大きく激しく動
いております。まず一点目として、現状、中川審議委員はこの金融資本市場、現在
非常に不安定な状況という理解でいいのでしょうか。
(答)
金融市場に関しては、直接の評価として は私の方から差し控えさせて頂きますけれ
ども、現時点におきましては非常に不確実で不透明で あるというふうに [思ってお
り]、そういったものを反映して現状の状況になっているというふうに評価していま
す。
(問)
もう一点はですね、今、詳細は控えるということだったんですけれども、金融資本
市場が不安定なときにはですね、利上げはするべきではないと去年総裁も国会など
で答弁されておりますけれども、そういった総裁のお考え含めてですね、審議委員
もその点はお変わりないというか、どういったお考えでいるのかお聞かせください。
(答)
現時点におきましては先ほどの繰り返しになりますけれども、その時その時点での
経済・物価情勢、それから金融市場の動向を丁寧に確認した うえで適切な判断をし
ていきたいというふうに考えています。
(問)
本日の講演で、日銀の見通しに沿って推移すれば引き続き利上げをしていくと、そ
ういうお考えを示されましたが、確認なんですけれども、足 元までの経済・物価は
見通し通りとの認識でよろしいのか、その うえで米関税政策を踏まえてですね、見
通しが実現する確度、これは低下しているのかとか今の現時点での中川委員のお考
えをお願いします。
あともう一点、アメリカの関税措置につきまして、上乗せ関税が 90 日間停止されて
いる状況ですけれども、少なくともですね、この帰趨が明らかになるまではですね、
政策金利を引き上げる、政策判断を変更判断するというのはなかなか難しい状況だ
と思われるのか、その二点お願い致します。
(答)
これも申し訳ありません。繰り返しにはなりますけれども、次回会合まであと 2 週
間ほどございます。また関税の交渉といいますか、そういったことも今まだ私自身
も情報としてはそう多いものを持っておりません。こういったものを次回会合まで
に丹念に確認したうえで、その時点で最良の判断をしたいというふうに思っており
ます。あと確度に関しましても、今の判断というのは非常に難しいです。ですので、
こういったものも踏まえて、ここから 2 週間、それまでに出てくるデータ、情報、
経済情報もありますし、それだけではなくて、いわゆるソフト情報 、企業からのヒ
アリング情報なども踏まえて適切に情報収集をしたうえで判断したいというふうに
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思っています。
それから、[上乗せ関税が 90 日間]停止をされている状況で政策判断の変更がしづら
いだろうかというご質問だったと思いますけれども 、こちらも重ねて同じ回答には
なってしまいます。その時点で、物価・経済情勢を踏まえて、適切に政策判断をし
ていくということに変わりはございません。
(問)
午前のご挨拶の中で、中川委員は今後の金融政策運営のところで、現在の実質金利
の水準を踏まえると、ということでおっしゃっていますが、これまで日銀としては、
現在の実質金利はきわめて低い水準というふうに明記してきたと思うんですけれど
も、今回こういったワーディングにした背景はどういったものなんでしょうか 。足
元までの金利の上昇を反映して実質金利がマイナスの領域からプラスに転じつつあ
って、それが故に先行きの利上げ余地っていうのが小さくなってる ということをお
っしゃりたいのか、この点よろしくお願いします。
(答)
考え方に大きな変更を加えたものではありません。ただ、 日々の金利の動向につい
て具体的に意見を申し上げることは 致しませんが、基本的にこういったものは、経
済・物価情勢に対する見方、海外金利の変化等を反映した動きと理解していますけ
れども、そのうえで、この足元、関税等政策によって金融市場全体としては神経質
でかつ不確実で、不透明感が高まっている状況であると理解をしています。ですの
で、この場面でみますと、大きく長期金利が動いていましたので、名目ベースで見
た長期金利が上昇しますと、長期の実質金利のマイナス幅は縮小していくというこ
とはあります。もっとも、現状の認識としては、先ほど申し上げた通り、特に大き
な変更はございません。ただ、企業や家計の資金調達に占めるウエ イトが高く、経
済活動に及ぼす度合いが大きいと考える短中期 ゾーンのところの実質金利は、まだ
はっきりとマイナス圏にあるというふうに言えると思います。ですので 、こうした
緩和的な金融環境は維持されていて、引 き続き経済環境はしっかりとサポートされ
ているというふうに考えています。
(問)
先ほどの質問とも少し関連してくるんですけれども、経済・物価の見通し通りであ
れば政策金利を引き上げていくというお考えを今日講演でもお話 しされました。そ
の一方で、この関税政策の影響という言葉について繰り返しお話 しされていたのか
なというふうに思っていますが、今後は 、この金融政策をより慎重に判断していく
というお考えなのか。先ほど丁寧にみていくってことをおっしゃってましたが、よ
り慎重になるというお考えなのか 、見方を教えてください。あともう一点、この関
税政策の関係なんですけれども、今、実質金利はきわめて低い水準を踏まえると、
というお話もありましたけども、この関税政策の行方によって は、逆に政策金利を
引き下げなければならないというようなリスクもあるというふうに みていらっしゃ
るのか。こちらも教えてください。
(答)
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一点目と二点目、近しいお答えに一部なるのかもしれませんのでちょっとまとめた
お答えになって、もし足りなければ追加でご質問をください。より慎重になるかと
いう端的なご質問としてはそういうことだと思うんですけれども、あくまで私自身
としては、あと 2 週間ある中で、それまでに得られた情報を基に判断したいという
ふうに真摯に思っております。実質金利のところに関しましても、慎重になるのは 、
常に毎会合を迎えるに当たって、情報を集めている段階から常に慎重にやっている
つもりではございます。確かに今回、関税政策に関しましては、市場が大きく動き
ましたので、通常の市場よりは振れが大きかったということではあると思いますが 、
それも含めまして私としては、次回の金融政策決定会合に向けて、その時点で関税
政策の影響も含めて、適切に判断ができるように内外の経済・物価 情勢、金融市場
の動向などを丁寧に確認していきたいというふうに思っております。
(問)
今日の講演の中でですね、今後の金融政策運営について、先行きの経済・物価・金
融情勢次第というふうに言及されていたわけですけども、同じく経済・物価見通し
における三つのリスクということを挙げられていましたが 、今後利上げを進めてい
くうえでですね、特に重視されるのはこの三つのうちどこになるというふうにお考
えなんでしょうか。特に二つ目のリスクの部分は、利上げという意味では追い風に
なるような部分もあるのかなというふうに みえたんですけども、この政策判断のう
えで、この三つのうちどこがプラスに働いて 、どこがマイナスに働くのか、今のお
考えをお伺いできますでしょうか。
(答)
リスクに関しては、三つ並列をさせて頂いてるというのが、まずのお答えになりま
す。物価の上振れの方を書いているところを多分 指して頂いているのかもしれませ
んが、冒頭申し上げましたところにも多少 かぶりますけれども、今の関税政策含め
たいろいろな動きが、わが国の物価面に対して、経済の下押しが押し下げ方向に作
用するというのは、教科書的にもそういうふうに言われてるようですが、一方で、
グローバルサプライチェーンの混乱ないしは供給サイドからのコストプッシュ的な
ものがあれば、これは輸入物価の上昇などを通じて 上押し方向に働くというのは、
申し上げた通りです。この辺りを踏まえますと、結果的には上下双方向のリスクが
ありますので、どちらが高いということではなくて、今は判断が難しいところにあ
ると。ですので、次回会合まで 2 週間ございます間に、真摯に情報を収集して、適
切に判断したいと考えております。
(問)
二点ご質問させてください。まず一点目なんですけれども、現状で 26 年度までの見
通し期間後半に物価見通しが実現するとされていますが 、トランプ関税の影響など
を受けて、この実現の時期は遅れると考えていらっしゃいますでしょうか。
あともう一点なんですけれども、次回の 5 月会合までに中川委員が注視していきた
いデータなどあれば教えてください。
(答)
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こちらも重ねて繰り返しになるようで申し訳ありませんが 、次回の金融政策決定会
合まで 2 週間ございますので、その時点で関税政策の影響を含めて、内外の経済情
勢、あるいは物価状況を丹念に確認していきたいということに尽きると思います。
皆さんご承知の通り、見通し期間が更に 1 期延びることになります。また不確実性
が高まっているという環境の中で、この 辺りをどういうふうに判断していくのかと
いうこともきわめて難しいところにあるとは理解しておりますけれども 、この経
済・物価の見通しやそのリスク、見通しが実現する確度、これを改めてこの 2 週間、
残り 2 週間の間に決定会合までにいろいろな情報を集めて、展望レポートでお示し
していきたいと考えています。
5 月までにみるべきデータと考えているものというこ とですが、今日もちろん資料
でお示しした中にあるものは全てみていますし、また 3 か月毎にあります展望レポ
ートで継続的に開示しているものも当然 みてまいります。それ以外に、冒頭申し上
げましたソフト情報、いわゆる企業 様からのヒアリング情報なども丁寧に確認をし
てまいりたいというふうに思っています。
(問)
ちょっと重複する部分あると思うんですけれども 、利上げのところでなんですけれ
ども、結構中小企業の方では賃金格差とかですね 、設備の投資控えとか価格競争を
不安視する声も結構、群馬県内では多いんですけれども 、経済・物価の影響をみて
とのことですけれども、そういった中で引き上げ の、こうなったらその時期だとい
うような要素的なものをちょっと教えて、お考えとかですね、教えて 頂けたらなと
思います。
(答)
先行きの金融政策運営の考え方について 、先ほど別の方からご質問頂きました通り、
考え方自体は変わりはございません。ですので、経済・物価の見通しが実現してい
くとすれば、それに応じて引き続き政策金利を引き上げて、金融緩和の度合いを調
整していくという考え方は基本にございます。 ここは変わりません。ただ具体的な
政策運営に関しては、まさしくその今後の経済・物価 ・金融情勢次第で、今の時点
で何ら予断を持てる状態にはありません。ですので 、今回も決定会合において、そ
の時点で利用可能な各種のデータ、それから企業からのヒアリング、こういったも
の、経済・物価の見通しやリスク、これらを踏まえて 、この見通しが実現する確度
をその都度アップデートしていきながら、適切に政策を判断していくということに
なります。
(問)
今お話があった通り、状況がこれまでのお考えとお変わりはないということでした
けども、米国の関税政策があった場合も物価ですとか、国内の経済というところが
強いというような、想定通りに伸びているというふうに判断された場合は、 利上げ
というふうな判断をされることもあるのでしょうか 。お考えをお伺いできたらと思
います。
(答)
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本当に繰り返しになって申し訳ありません。会合までにあと 2 週間ございます。そ
の時点でここから 2 週間、どれぐらいの情報が私のところ、ないしは日銀の執行部
含めたところに集まってくるのか次第でもありますし 、また、経済・物価の見通し
が実現していくとすればという前提付きですので、この 確度を見極めるということ
はきわめて重要になってまいります。今の時点で何ら予断を持てないという状況で
あることはお伝えできると思いますが、それ以上はあと 2 週間、関税政策の影響も
含めて確認してまいりたいというふうに思います。
(問)
一点お伺いしたいと思います。今日お話の中で、これから 2 週間の間で見極めると
いうお話が多かったと思うのですけど、審議委員になられてから、ここまでその 2
週間前の時点で先行きが見通しづらかったということは今まであったのでしょうか 。
(答)
振り返りますと、都度、難しかったとは思います。去年の 3 月の金融政策の比較的
大きな変更の時も、おそらくその前の、変更しないという判断に至ったときも 、そ
れぞれに非常に難しい状況はあったというふうに思います。ただ、今回の関税政策
に係るものに関しましては、久しぶりに 、過去なかったわけではございませんが、
日本としても久しぶりに大きな困難、ないしは不透明感に直面しているということ
は言えると思います。ですので、真摯にまた 2 週間、会合に向けて情報に向き合っ
ていきたいというふうに思います。
以 上