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総裁記者会見(2月27日) [PDF 173KB]

SPEAKER記者会見(2月27日)

PUBLISHED03/03/2025, 00:00:00
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植田総裁記者会見(2月27日)

――G20終了後の斎藤財務副大臣、植田総裁 共同記者会見における総裁発言

2025年3月3日

日本銀行

―― 於・ケープタウン(南アフリカ)

2025年2月27日(木)

午後5時39分から約12分間(現地時間)

【冒頭発言】

私からは一部重複しますけれども、昨日から今日の会合において、世界経済の成長が総じてみれば

勢いに欠けるものの、多くの地域は頑健性を維持しているというふうに総括されたということをまず

申し上げたいと思います。ただし、地域間のばらつきは大きいという認識があったかと思います。先

行きについて、これもちょっとダブりますが、不確実性の高さを強調する参加者が多かったという点

が印象的です。一部、上振れリスクの指摘もありましたけれども、地政学的緊張やサプライチェーン

の分断など、下振れリスクが顕在化した場合には、強固で、持続可能性があり、バランスの取れた包

括的な成長というG20共通の目標達成が阻害され得るとの見方が示されました。そのうえで、こう

したリスクに対処するためには、多国間協調の維持、あるいはそれを強化するということが重要であ

るとの議長総括に支持が集まったところです。

【問】

世界経済についてのG20の総括を先ほどご紹介頂いたのですが、トランプ政権の関税政策の不確

実性と下振れリスクが高い中、世界経済の今回の議論を経て、植田総裁としては世界経済についての

見方、どういうふうにみていらっしゃって、そうしたリスク、世界経済の先行きが、日本経済および

日銀の金融政策にどういうふうに影響を及ぼすのかについてのご見解をお願いします。

【答】

これは先ほど申し上げたこととかなり重なりますけれども、関税政策を含めまして米国がどういう

政策を全体として打ち出してくるか、それに対して他の国がどういう対応を取るかを含めまして、ま

だ不確実なところが非常に多いという認識を持っております。従いまして、それを少しずつ見極めつ

つ、また、トランプ政権であれば、他の重要な政策もありますので、これについても少しずつ新しい

展開があるという中ですので、 これらを総合的に考えて、 まず世界経済にどういう影響があるか、 マー

ケットにどういう影響があるか、それを通じて日本経済、日本の物価あるいはリスクの見通しにどう

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いう影響があるかということを考えて、最終的に日本の金融政策の判断につなげる、そこはこれまで

と同じ姿勢でございます。

【問】

植田総裁にもお伺いしたいんですけれども、今後もみていかれるということなのですけれども、こ

れまでも世界経済の不確実性というのを注視されていくということをおっしゃってきたわけですが、

この会合を踏まえて、その見方については引き続き不確実性が高いとみていらっしゃるのか、思った

よりも高いとみていらっしゃるのか。

あと、その不確実性の高い中で、今後市場の動向というのは一つ鍵になってくると思うのですけれ

ども、先週、長期金利について国会でご発言されていますけれども、あのときは経済・物価の見方を

反映しているという見方で、例外的に、長期金利が急上昇するようであれば、国債買い増しというこ

とだったと思うのですけれども、少なくとも足元については特に長期金利の動向について問題視され

ていないという理解でいいのかどうか、お願い致します。

【答】

私からは、地政学的リスクと申しましょうか、関税政策等を含めまして、それに関する不確実性と

か、もしもそれが実行された場合に経済にどういう影響を与えるかという点に関する不透明性・不確

実性、これをいろいろな国の参加者が共有していたなということを感じました。

それから、日本の長期金利でございますが、これは先週国会で申し上げたところから変化はござい

ませんで、まず、もちろん短期的に、あるいは今の状況はどうかということについて、具体的にコメ

ントすることは差し控えたいと思います。 そのうえで、先週も申し上げました通り、 長期金利は経済・

物価情勢に対する市場の見方、あるいは海外金利の動向等を反映して変動するということは当然想定

されるところでございます。更に、先週も申し上げました通り、昨年7月ですか、決めたことの確認

でございますが、こうした通常の市場の動きを超えて長期金利が急激に上昇するというような例外的

な状況では、機動的なオペを打つ、あるいは工夫をするということも考え得るということでございま

す。

以 上

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